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STORY 124

  1999年ポップコーンの旅

更新日:2008年3月26日


「ポップコーンで月に行く」というバカバカしさを楽しみましょう。
バカバカしさもここまで徹底されると、荘厳さが生まれてくるように感じます。

【浦沢義雄&青木悠三コンビ、バンザイ】
青木悠三さんの絵コンテが大好きです。
総作監を担当された北原さんのインタビューによれば、
青木さんが担当された回は、原画もキャラも面白かったので、ほとんどメインキャラしか修正しなかったそうです。
浦沢さんの脚本も本当に楽しい。浦沢脚本も、金子脚本も、そして宮崎脚本も受け入れるキャパシティの大きさが「セカンド・ルパン」の最大の魅力。

【晴れのち曇り。ところによりポップコーン】
そんな天気予報をするなよ、と言いたいです。
月夜のデートを楽しむルパンと不二子。いい雰囲気です。
不二子「キスはムードでするものじゃない。月へ行くまでおあずけよ」
こんな「お高い」セリフを言って許される女性は、不二子くらいでしょう。

【ポップコーンで月に行く】
不二子とキスをするために、ルパンはポップコーンで月に行くことにしました。
初めて人類が月面に着陸したのは、1969年7月20日。アポロ11号によってです。
放映時から30年近くたった2008年現在でも、まだ月旅行は民間人が簡単にはできることではありません。
まして、ポップコーンでは月に行ける気配もありません。
無理なんじゃないか?という次元に対し、ルパンは「俺にナポレオンのセリフをはかせたいのか?次元」。
このセリフが、ナポレオン以上に、ルパンには似合います。
ちなみに、パースリ「月へハネムーンに行こう」でも、ルパンと不二子は月へ行こうとします。
この二人が行くなら、もはや月くらいに行かないと「トクベツ感」がないんでしょうね。

【MASA】
NASAのパロディです。
MASAいわく、ポップコーンで月に行くことは「パールハーバー以来の危機」
日米親善のためにがんばるとっつぁん。

【パンチョ教授】
パンチョ教授夫妻は、青木キャラデザらしく、可愛らしい。
しかし、なぜ、ルパンは教授を「誘拐する」ことにこだわったの?泥棒のプライド?ノリ?
「お願いして協力してもらう」でいいではないですか。
「誘拐」されてきた人質は、好きな時に「帰らせていただきます」なんて言えません。

【ダンシングルパン&次元】
バスガイド、すね毛たっぷりだなあと思えば、銭形警部。
警官隊からの狙撃を、ダンシング弾除けするルパンと次元。
このシーンは最高におもしろい!
こんなシーンはもう、最近のテレスペやOVAでは見られないんだろうなあ。
一方、ゴエはとうもろこしで狙撃して、警官隊を倒していました。
こんなゴエはもう、最近の(略)。

【パンチョ教授・奪回作戦】
教授をMASAの地下牢から取り戻す作戦は、荒唐無稽、空前絶後。
こんな脚本をよく思いつけるものだと思います。
エレベーターの中で、へにょっとしている車とマシンがかわいい。フィギュアにしてください。
MASAのビルからポップコーンがあふれ出てくるシーンは、神々しささえ感じられます。

【おいおい…】
不二子「大丈夫なの?」という問いに、
ルパン「教授を信用するしかあるまい」
ゴエ「ルパンは月から帰ってこれるのか?」という問いに
次元「ルパンを信用するしかあるめえ」
…いいのでしょうか、そんなので。…良くなかったんですけどね。

【塩味のポップコーンと砂糖味のポップコーン】
月に行くためには塩味のポップコーンが必要。
それでは、砂糖味のポップコーンなら、どうなる?

【地球の裏側】
ゴエはは世界地理に詳しいらしい。都合よく地球儀を持っています。
そして、地球の裏側まで、ルパンを迎えに行く次元と五右ェ門。
さくっと探しに行こうとする二人もすごい。

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