[SPECIAL] 6
 燃えよ斬鉄剣

更新日:2008年3月2日

監督:奥脇雅晴
脚本:岸間信明
キャラデザ:須藤昌朋

・ストーリー 
ストーリーはオーソドックスで、楽しめました。
斬鉄剣ネタはセカンド時代からのお約束。
歌舞伎を見て涙するゴエは「作戦名は忠臣蔵」を彷彿とさせます。

・作画
ファーストオマージュ。OPの動きは14年前のアニメとは思えない爽快感。

・アクション
実はあまりアクションシーンがないんですよね。しかし、冒頭〜OPのアクションが秀逸。

・世界観 
変にハードボイルドでもなく、浪花節でもなく、オーソドックスなルパンワールド。
OPの銀座でのアクションは、現実の風景をしっているからこそ、荒唐無稽さと臨場感たっぷりで楽しめました。
「あー、ルパンって本当にいるのかも」って思えて楽しい。

・OP&ED 
テレスペ史上、一番好きなOPです!アクションが最高!
89をBGMに、ル次五が三人で走って、戦っているだけで、嬉しくなっちゃいます。最高にして最強の三人組です。
先を走る五右衛門に、ル次が追いついた時、五右衛門は二人をちらっと見るんですよ。ル次はにやって笑いながら追いかけてて。
そこが三人の関係の魅力を表現していて、すごい好きです。
「ルパン三世」のロゴが上下に分断されて、→「燃えよ斬鉄剣」のタイトルインがかっこいい。

・ゲスト 
ゲストヒロインの桔梗は、あまり印象がなかったなあ。

・ルパン 
山田さんの事実上の遺作(ESSOのCMは除く)。
桔梗が死んだと思って、呆然としている五右衛門の肩を抱いて支えながら、「五右衛門、桔梗は死んだんだ」と諭すように言うルパンは、いいゴエの兄貴分です。
山田さんのココのセリフまわしもすばらしい。

・次元 
存在感があまりなく…。次元の狼男の変装が可愛かった。

・五右ェ門 
メイン回なのですが、女にだまされるパターンなのでイマイチ。
色香に迷った、というよりは幼馴染への情、といった感じだったのが救いです。
アクションシーンに見せ場があったのが良かった。
困ったことがあったら、もう少し、ルパンと次元に相談して下さい。相談しないのがゴエの二人への情なんだろうけど…。
セカンドでは、自分の問題でも二人に頼りっぱなしだったのに…(「五右衛門の復讐」「空飛ぶ斬鉄剣」「二人五右衛門」)。
一人でやるからだまされるんだよ。

・不二子 
存在感あまりなかったかなあ。

・銭形 
冒頭のルパンキャッチャーの馬鹿馬鹿しさが可愛いけど、他にはあまり見せ場がなかったような。

・ル次五の仲間度 
ゴエがル次と一時敵対しますからね…。それでも、ゴエのことを考え動くルパンはいいやつだ。
桔梗に裏切られて、最後はゴエもルパンだのみだし。

・総合 
ここまで各作品の感想をざくっと書いていて思ったんですが、
スペシャルのメインキャラ(今回ならゴエ、『暗殺指令』なら次元)は、ピンチなのに、長い付き合いの命を預けあってきた仲間よりもポッと出のゲストキャラと一緒に行動してますよね。
なんでー、困ったときこそ頼れるのが仲間なんじゃないのか。

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