[SPECIAL] 5
 ルパン暗殺指令

更新日:2008年3月2日

放映日:93年7月23日
監督:おおすみ正秋
脚本:柏原寛司
キャラデザ:江口寿志

・ストーリー 
セカンド「射殺命令」の焼き直し?
銭形をルパン捜査から追いやり、警察手帳を持つ殺し屋にルパンを狙わせ、
それを一味で反撃するという物語。
パースリ最終話「原潜イワノフ」も引っ付けてみましたというあらすじ。
とっつぁんが仲間になるというのは、セカンド「コンピューターかルパンか」で使われたネタ。
緊張感のある演出が楽しめました。

・作画 
ファーストをオマージュしつつも、異質なキャラデザなんでしょうが、かわいい感じで好きです。
不二子の作画がかわいい。次元は前髪ありバージョン(ちなみに私はオールバック派)

・アクション
それなりに、それなりに。

・世界観 
ルパン一味がICPOから命を狙われるという緊張感のある設定は良し。
とっつぁんも仲間になって楽しい。

・OP&ED 
OPで、不二子と五右衛門を拾って、ラストみんなで走りぬけるシーンは好きです。89はいいなあ。

・ゲスト 
ゲストヒロイン・カレンはあまり印象がない。
次元がらみのゲストヒロインは、セカンドのモニカやアンジェリカ、サンドラを超えることは無理なのでは?
セカンドの次元がらみの女はいい女ぞろいだから。
ジョン・クローズは、インテリで仕事のできる女に不慣れな男。野沢さんの名演もあいまって、いい敵キャラでした。

・ルパン 
無難にルパンですな。
ロリコンではなかったのが良かった。

・次元 
実は次元メイン回。過去に因縁のあるヒロイン登場。
カレンにじっと意味ありげに見られて、「にっ」と笑って返す次元がいい。
余裕があって、愛嬌があって、すごく次元らしい反応だと思ったんです。
命狙われているんだから、ルパンと五右ェ門の心配をもう少ししてあげて…。

・五右ェ門 
女にだまされてない。
不二子と二人でTVクルー(カメラマン役)をやっているゴエがいいですね。
洋装で変装してノリノリのゴエって好きです。

・不二子 
本作の不二子が大好きです!
ジョンに色仕掛けで情報を聞き出そうとするところは、媚びすぎず、色気と知略が見事に融合していてかっこよすぎ!
増山さんの名演技に、思わず「おおー」と言ってしまいました。
部屋に閉じ込められて、無線でルパンに「自力で出られそうか?」と聞かれ、「やってみる」と力強く答える不二子。
不二子がかっこよすぎで、カレンの存在感がイマイチになったけど、ゲストヒロインを食うくらいが不二子ですよ。

・銭形 
冒頭で、ルパンと次元相手に、更迭を嘆きながら酒盛りするとっつぁんは愛すべきルパンのライバル。
居眠りしつつもカレンが逃げ出そうとするのをとがめるなど切れ者ぶりも伺えます。
ゴエが死んだと思い込み、嘆き悲しみ弔ってやるとっつぁんはイイオヤジです。

・ル次五の仲間度 
一味が命を狙われているという緊迫感がありながらも、あんまり仲間の絆が描かれなかったのは残念です。
次元にはカレンよりもルパンや五右衛門、不二子の心配をしてほしい。
ルパンがゴエを生きているの発見して、とっつぁんと喜んでいるシーンはお約束ぽくもいいシーンです。

・総合 
ストーリーがどこかで見た感じのツギハギなのが…。
つーか、銭形を巻き込んでの一味のピンチを描くわけだから、ゲストヒロインのカレンはいらなかったんじゃ?
それよりも5人の絆と個人技の結集を見たかったです。
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