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STORY 2

  悪の天才モリアーティ教授

THE CROWN OF MAZALIN 【マザランの宝冠】 更新日:2008年3月22日

本作で、メインメンバーが全員集合。
ホームズ、ワトソン、ハドソン夫人
モリアーティ教授、その部下・トッド&スマイリー。
スコットランドヤードのレストレード警部。
ベーカー街221Bを拠点に、ホームズ達の冒険が始まります。

【原作とグラナダ版】
原作元ネタは「緑柱石の宝冠」と「マザリンの宝石」。
グラナダ版では、「緑柱石」はドラマ化されませんでした。
「マザリン」はドラマ化されたものの、ジェレミー・ブレット氏の急病による降板のため、
シャーロックの代わりに兄のマイクロフトが捜査に当たるという異色作になりました。

【モリアーティ教授 初登場】
アジトのポストの仕掛けが可愛い。
教授って、「悪の天才」というより「発明大王」って感じがする。
「天才的頭脳の持ち主」という設定を、上手く、宮崎アニメ&家庭向けの才能に落とし込んだと思います。
ベンガル海賊から転職、トッド&スマイリーが部下になりたてです。
ホームズはこの事件で出会うのですね。
「あの若造」っていうのが、好きだー。
ホームズは「アンニャロ」って呼ぶし、いいなあ。

【マザリンの宝冠】
原作元ネタは「緑柱石の宝冠」と「マザリンの宝石」。
あらすじは「緑柱石の宝冠」をモチーフにしていますね。
犯人としてその場に居合わせた放蕩息子が疑われるが、真犯人は別にいた、というあらすじ。
「マザリンの宝石」は「マザリン」という名前だけ拝借。
おそらく「緑柱石」という言葉がインパクトもイマイチだし、言いにくいしで「マザリン」になったんでしょうか。
原作の「緑柱石」はアン・ハッピー・エンドとも言える結末ですが、こちらはハッピー・エンド。
若い二人の未来に幸あれ!

【ホームズとワトソン】
今回から、ベーカー街の下宿での共同生活が始まります。
ワトソンも、ホームズもお互いを「親友」と呼び合っていて、いいですね。
ワトソンは、ホームズの探偵助手をするつもりで来たんですね。

【ミセス・ハドソンも初登場】
あまり登場シーンはありません。
若さと美貌に、ワトソンはくらくらしてました。
ワトソンの美女に弱い設定は、原作準拠なんだろうなあ。
原作ではここまで露骨には示さないけど、アニメではコミカルな要素を大事にしているから、仕方ないのでしょう。

【レストレード警部】
警部がホームズにあまり友好的でないのは、原作準拠なんでしょうか。
シリーズが進むにつれて、信頼関係が出来てきますよね。
しかし、警部は、「かませ(教授一味)のかませ」だからなあ。
管理人は警部が大好きです。この方が出てくるとほっとします。
ラストの病院のシーンも和ませてくれますよね。

【名探偵ホームズ】
足跡や遺留品である髪の毛、窓枠に残された疵などの証拠を虫眼鏡で見つけて、
そこから推理する、というホームズ捜査法を披露します。

【水上の追跡シーン】
帽子で水をかき出すホームズとワトソンがかわいい。
トッド「海賊」ワトソン「騎士道精神」なんですね。
(両方持っている人がいますね…「ワンピース」のサンジです)
そう、ワトソンは騎士道精神の人なんですよ。
自分の私利私欲のためでもなく、名誉のためでもなく、友のために、己の正義のために命をはるんです!
アクションシーンですが、あまり見ごたえがないのは、やはり仕方ないのかもしれません。
本作は宮崎駿氏は関わっていませんからね。

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  【参考資料】



「シャーロック・ホームズの冒険」サー・アーサー・コナン・ドイル/早川文庫
「シャーロック・ホームズの事件簿」サー・アーサー・コナン・ドイル/早川文庫
「SHERLOCK HOLMES THE COMPLETE ILLUSTRATED SHORT STORIES」Sir Arthur Conan Doyle/Chancellor Press(多分絶版)

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